淡路島で手ぶらサイクリング

淡路島で手ぶらサイクリング

2020年12月01日

関西国際空港からバス1本約90分で行ける淡路島は、自然が美しく、食べ物もおいしく、関西圏に暮らす日本人にとっても、人気のリゾート島です。最近注目されているのがサイクリングで、淡路島を1周するサイクリングを「アワイチ」と呼び、多くのサイクリストを魅了しています。島にはレンタサイクルがあり手ぶらでも挑戦できるとのことで、体験しに行ってきました。

英語でWEB予約でき、便利な立地のレンタサイクルショップを利用

大阪・京都・神戸から淡路島への公共交通のアクセスは、高速バス、高速船の2種類。今回レンタサイクルする「CYCLISM AWAJI」は、高速バスが停まる「東浦バスターミナル」内にショップがあり、バスを降りたらすぐにレンタル可能。高速船を利用する場合は港までデリバリーしてもらえて便利です。子ども用や、体力が心配な人には電動自転車もあるので家族みんなで楽しめます。出発前にサイクリングマップを入手しておきましょう。
CYCLISM AWAJI Website

島の北半分をめぐる「イザナギコース」56㎞に挑戦!

淡路島では難易度別にいくつかモデルコースがあり、今回は難所が少なく初心者におすすめという「イザナギコース」に挑戦。「イザナギ」とは日本の国土を創った有名な神様のこと。このコースの途中で立ち寄る伊弉諾神宮で余生を過ごされたといいます。
CYCLISM AWAJIを出たら、しばらくは島の東側をなぞるように国道28号をずっと走ります。住宅街や美しい緑、観光客向けのレストラン、波が打ち寄せる海岸線など景色は様々に移り変わり飽きることはありません。ただ、車の交通量が多いのでご注意を。

15㎞ほど進んだあたり(志筑)で右折し島の内陸部へ。島を横断するのだから、道はだんだんと高度を上げていき、風景も緑が多くなります。田畑が広がる田舎の風景に心が癒される! 峠を越え再び民家が増え始めた頃、イザナギルートの名前の由来「伊弉諾神宮」に到着。木造の美しい社殿や亀や鯉が遊ぶ池など凛とした風情で、神聖な気持ちにさせてくれます。神宮からしばらく走らせると郡家港に至り、ここからは島の西側をなぞるように進んでいきます。道中には観光ポイントが目白押しで、ストイックにサイクリングするのか、観光も楽しむのかはお好み次第! 

神戸と淡路島を結ぶ「明石海峡大橋」が見えてきたら淡路島の北端です。ここから再び島の東側の道を10㎞ほど走ればゴール。この途中には日帰り専用の温泉「美湯松帆の郷」や花畑が美しい「国営明石海峡公園」などがあります。

安心して走れる淡路島

サイクリングが盛んなだけあって、多くのコンビニエンスストアでサイクリングラックやロードバイク用ポンプの貸出サービスが整っています。慣れた日本人サイクリストの姿もみかけ、安心して走れます。英語の標識などは多くないけど、観光協会のWEBサイトに詳しいルートが案内され、GPSで現在地も確認できるので、これをガイドに進めば迷うこともありません。
「イザナギコース」は一気に走れば約4時間のコースです。淡路島の絶品の海鮮や和牛で昼食をとったり、絶景ポイントで写真を撮りながらのんびり走れば約6時間。観光スポットにも立ち寄りながら1日かけてサイクリングを楽しみ、せっかくなので温泉旅館に泊まって、淡路島の魅力を楽しみ尽くすことをおすすめします。
イザナギコースのWEBガイド(淡路島観光協会)

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