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人に優しい博物館 環境に配慮した博物館、魅せる博物館
造幣博物館は、明治44年(1911年)に火力発電所として建てられた建物で、造幣局構内に残る唯一の明治時代のレンガ造りの西洋風建物です。
昭和44年(1969年)に建物の保存を図り、当局が保管していた貴重な貨幣などを一般公開し、造幣事業を紹介するため当時の外観をそのままに改装し、「造幣博物館」として開館しました。
平成20年(2008年)より「人に優しい博物館、環境に配慮した博物館、魅せる博物館」を目指し、展示や設備に最新の手法を導入し、皆様方により親しんでいただけるよう大改装を行い、平成21年(2009年)4月にリニューアルオープンしました。
また、構内ミントショップにてミュージアムグッズ(絵葉書等)の販売も行っています。
令和七年度 造幣博物館 前期特別展 「造幣局と戦争Ⅱ-戦時下を生きた職員たち-」
令和7(2025)年は、太平洋戦争終結から80年目の年に当たります。造幣博物館では、戦時下の造幣局を当時の貨幣や記録と共に二期にわたって紹介する特別展を企画し、今回はそのⅡ期目となります。
日中戦争の開戦、太平洋戦争の勃発など、日本国内が戦争に向かって進んでいた時期、造幣局からも多くの職員が出征し、慢性的な人手不足となりました。また金属不足により、貨幣の製造が困難な時期もありました。そのような時代を、職員たちはどのように乗り越えたのでしょうか。
今回の特別展では、戦時下の造幣局で働く職員たちにスポットを当てています。変化する生活や業務内容、戦時中の職員育成、広島支局開設の経緯と原爆被害、そして大阪本局と東京支局の空襲被害などについて、これまで公開していない収蔵品や映像資料などを通じて紹介します。さらに、令和5年に京都市内で発見された陶貨幣に関する調査内容もご紹介します。
本展を通じて、戦時下を生きた職員たちの記録と造幣局の歴史についてお伝えできれば幸いです。
各種イベントの開催スケジュールは、上のチラシ画像をクリックしてご確認ください。
レンガ造りの西洋風建物です。
こちらの基本情報は掲載時点のものであり、変更される可能性がございます。
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